頂点に達したGCだが、続く09でその節目を見事に乗り越えた。要となったのは友部正人。彼の揺るがない姿勢が、大ファンだという森山直太朗やYO-KINGに刺激を与える。友部と森山が最高の瞬間にたどり着いた「こわれてしまった一日」、同世代の寺岡とYO-KINGが切なく温かい空気を生み出す。弾き語りは歌い手の全存在をさらけ出す。それを理解している4人は、ただ心を開いて歌を届けた。GCの原点回帰と呼べる09だった。
 僕がNHK-BSでやってる音楽番組に森山直太朗君が出て。その時に「呼人さん、友部正人さんと一緒にやってますよね。僕、すごい好きなんです」と聞いて、じゃあ一緒にやってみたいなというのがきっかけでした。vol.02の町田直隆君に続き、ここにも友部さんを敬愛する若者がいたという。それでもうひとり僕と同世代の人を選ぶ時に、前々から出てもらいたかったYO-KING にお願いしたんです。そうしたら彼も友部さんのことをすごい好きだとわかって。たまたまですけど、みんながひとつの方向を向いていたvol.09でした。  
この日の友部さんがまたすごかった。森山君が友部さんを好きだという雰囲気も良かったし。ゆずの岩沢君が客席で観てて、友部さんの「はじめぼくはひとりだった」で泣いたらしいですからね。この2006年は春先に友部さんからツアーに誘ってもらったりして、その気持ちのいい流れがここに集結したというか。友部さんには何回も出てもらってるんですけど、それにあまり意味はなくて。この日はこの日の友部さんというものを見せてもらって、それが非常に良かった。  YO-KING には「その後の世界」で選曲のセンスがいいって言われました(笑)。彼とは同い年で感覚が近い。子供の頃に思ってた漠然とした気持ちとか、それをちゃんと歌にできている人を見ると嬉しくなりますね。  
 この時でGolden Circleも第9回。継続は力なり(笑)。ひとつのことを続けることは、あんまり得意じゃないと思ってたんですけど。でも続けないと意味がないものを始めちゃったというか。自己満足のイベントで終わらせない。せっかくだから出会いの場にしたい。そういうことも含めてやり続けることに意味があるなぁと。vol.10は松任谷由実さん。僕としては最終回にお呼びしたいと思ってたほどの人をお迎えします。
【寺岡呼人】 スーパースター/大人/夜曲(with森山直太朗) 【森山直太朗】愛のテーゼ/坂の途中の病院/愛し君へ 【YO-KING】その後の世界(with寺岡呼人)/ダムの底/マイ・バック・ページ/きれいな水/HEY! みんな元気かい?(with寺岡呼人+森山直太朗) 【友部正人】はじめぼくはひとりだった/おしゃべりなカラス/朝は詩人/こわれてしまった一日(with森山直太朗) /Speak Japanese,American(with 寺岡呼人+  YO-KING+森山直太朗) /Like a Rolling Stone(〃)
EN-1:一本道 EN-2:ぼくは君を探しに来たんだ
Title : Golden Circle
2010/10/20 Release
TFCC-86336 定価:3000円(TAX IN)